2007年09月27日
クオリアについて
この項目では感覚質について記述しています。SONYの音響・映像機器ブランドのクオリアについてはQUALIAをご覧ください。
波長 630-760 nm の光が網膜に入射すると現れる、赤のクオリアクオリア(英語:Qualia)とは、意識体験の内容のことである。感覚質(かんかくしつ)とも呼ばれる。
概要
外部からの刺激(情報)を体の感覚器が捕えそれを脳に伝達する。すると即座に何らかのイメージや感じが湧きあがる。たとえばある波長の光(視覚刺激)を目を通じて受け取ったとき、その刺激を赤い色と感じれば、その赤い色のイメージは意識体験の具体的な内容のことであり、その「赤さ」こそがクオリアの一種である。
簡単に言えば、クオリアとはいわゆる「感じ」のことである。「イチゴのあの赤い感じ」、「空のあの青々とした感じ」、「二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ」、「面白い映画を見ている時のワクワクするあの感じ」といった、世界に対するあらゆる意識的な感覚そのものである。
こうした非常に身近な概念であるにも関わらず、クオリアは科学的にどう取り扱われるべき概念なのかが良く分かっていない。この問題は「クオリア問題」または「意識のハードプロブレム」[1]と呼ばれている。すなわちクオリアとは一体どういうものなのか、そしてそれは私たちのよく知る「物質」と一体どういう関係にあるのか。こうした基本的な点に関してさえ全ての研究者からの合意を取り付けているような意見は未だにない。現在のクオリアに関する議論は、この「クオリア問題」または「意識のハードプロブレム」を何らかの形で解決しよう、または解決できないにしても何らかの合意点ぐらいは見出そう、という方向で行なわれており、「これは擬似問題にすぎないのではないか」という立場から「クオリアの振る舞いを記述する新しい自然法則が存在するのではないか」という立場まで、実に様々な考え方が提出されている。
現在こうした議論は心の哲学(心身問題や自由意志の問題などを扱う哲学の一分科)を中心に展開されており、古来からの哲学的テーマである心身問題を議論する際に中心的な役割を果たす概念として、クオリアの問題が議論されている。
また科学の側では、脳科学、認知科学といった人間の心を扱う学術分野を中心にクオリアという語が頻繁に使用される。
クオリアとは
『もの』には大体名前が付いている。新商品、斬新なアイディア、新種の生物等が、開発、創造、発見されれば、既存の『もの』と区別するために新たな名前を付けることになるであろう。一方、我々の頭や心が感じる『もの』にも名前がついていることがある。例えば砂糖をなめてみると何かを感じる訳であるが、その感じた『もの』を称して「甘さ」と言い、「甘さ」を感じた、もしくは単に「甘い」と表現する。実際、我々は様々な『もの』を感じ取っている。何も気付かずに焼き鳥屋の前を歩いていて、何か匂うぞと感じた次の瞬間「あっ焼き鳥だ」と気付き、「いい匂いだな」とも感じている。この感じ方のプロセスはそれぞれが感じた『もの』として捕えることができる。「熱さ」「怒り」「痛み」も、大事な人を失った時の「悲しさ」「切なさ」も感じることのできる『もの』である。これらの感じる『もの』を称して『クオリア』と呼ぶのである
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